梅雨の時期に入る6月は雨の日が続き、洗濯物も部屋干しのため部屋の中もジメジメとしてしまいます。そんな湿気の多い日々を過ごすのに最適な「調湿タイル」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

調湿タイルとは?
調湿タイルとは室内の湿度を自動的に調整する機能を持っているタイルです。主に珪藻土や軽量気泡コンクリートなどの多孔質素材で作られていて、空気中の湿気を吸収したり放出したりして快適な湿度環境を維持してくれます。
調湿タイルの効果
・湿度調節
調湿タイルは室内の湿度を自動的に調節します。調湿タイルには無数の微細な孔が存在しており、湿度が高いときは余分な水分を吸収し、乾燥しているときは水分を放出します。これにより、結露やカビの発生の抑制なども期待できます。
・脱臭効果
多孔質構造を持つ調湿タイルには、ニオイを吸着する効果もあります。タバコや料理、ペットなどの生活臭を軽減して、室内を清浄に保ってくれます。トイレやキッチンまわり、玄関など、ニオイが気になりやすい場所への設置がおすすめです。
・有害物質を吸着・低減
調湿タイルには、ホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)などの有害物質を吸着する効果もあります。空気中の有害物質が増えると、めまいや倦怠感を引き起こす「シックハウス症候群」のリスクが高まります。特に、新築物件やリフォーム後の物件では注意が必要です。
調湿タイルの注意点
・リフォームしにくい
調湿タイルを施工するときは、粘着剤を使って壁に貼り付ける必要があります。取り外すときは下地も同時に剥がれてしまうことが多いので、模様替えを予定している場合や定期的に交換したい場合は、取り外しやすいシールタイプの調湿タイルを使うことがおすすめです。
・施工面積が必要
調湿タイルの効果を十分に発揮するためには、ある程度まとまった面積への施工が必要です。目安としては、部屋の床面積に対して20%以上の壁面積への施工が推奨されています。
・衝撃に弱い
調湿タイルは他のタイルと同様、強い衝撃を与えると割れたり欠けたりする可能性があります。そのため設置する場所には注意が必要です。
おすすめの調湿タイルの設置場所
・寝室
寝室の湿度は、睡眠の質に影響を与えます。調湿タイルを取り入れて適切な湿度を維持し、快適な睡眠環境を作りましょう。

・玄関
玄関は、外部から湿気やニオイが侵入しやすい場所です。梅雨の時期は特に靴箱や靴にカビが生えやすいため定期的なお手入れが欠かせません。調湿タイルを設置して、湿気の侵入や靴のニオイ発生を防ぎましょう。
